順番を大切に

行政書士法人IMSの冨田です。

 

4月に入ってから、電車や街で新入社員や就活生を多く見かけることもあり、

自分が就職した頃のことや、今までの社会人生活を思い出す機会が増えています。

 

ビザに関するお問い合わせを受けていると、お役に立てないケースも時々あります。

例えば、日本で就労・就学されている方からの「闘病中の親に日本で治療を受けさせたい」

というご相談は、残念ながらお手伝いをすることができません。

在留資格「家族滞在」は配偶者と子供だけに限られ、ご両親は該当しないからです。

 

親御さんには自国で治療を受けて頂くことになるのですが、本国の状況によっては

「医療水準の高い日本で納得のいく治療を受けさせたい」という

ご家族のお気持ちも痛いほどわかり、お断りするのが本当に心苦しく感じます。

 

そんな時にいつも思い出されるのが、新卒で入社した会社でお世話になった上司の言葉、

「仕事は厳しく、でも接触はあたたかく」です。

 

もともとは、その上司が出席した何かの会合で挨拶をされた他社の方が仰っていたそうで、

それを「最近心に深く残った言葉」として紹介して下さったのですが、

当時、毎日夜中まで残業していて全てに余裕のなかった私の心に痛いほど響きました。

 

そして、一度だけ「“接触はあたたかく、でも仕事は厳しく”ですよね!」と

言い間違えてしまった時に諭されたこととセットで、忘れられない言葉になっています。

「お前、この言葉の深さが全くわかってないだろ。この言葉は順番が大切なんだよ。逆だよ逆!」

 

それから長い間、仕事に限らず何か事ある毎に思い出しては、

この言葉の深さを考え、順番の大切さについて思いを巡らせてきました。

「そうは言っても現実は難しいよね」と安易に現状を肯定してしまいそうな時に、

何度でも理想に立ち返れと叱咤激励してくれる、私にとって大切な言葉です。

 

ビザのご相談でお役に立てない時も順番が大切。

「残念ながらお役にはたてません。でもお気持ちはよくわかります」

 

さあ今週も、順番を大切に、業務を進めたいと思います。

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