外国人観光客誘致の新たなアプローチ

こんにちは。行政書士法人IMSの後藤です。

訪日外国人観光客の増加から、様々なインバウンド誘致が進められている、

というニュースを、以前にもこのブログでご紹介しましたが、

最近、鉄道業界では、東南アジアなど訪日旅行が人気となっている国に

インバウンド拠点を構えることで訪日外国人観光客の誘致を図る試みが行われています。

 

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)では、シンガポール中心部に

「JAPAN RAIL CAFE」を2016年12月4日に開業します。

 

「JAPAN RAIL CAFE」は、日本の観光情報の発信や、訪日旅行に興味を持つ人同士の

情報交換などを促進するための場所として、

「Platform for real Japan, Platform for real communication」

(本物の日本を体感できる「場」、お客さま同士が情報交換できる「場」)が

運営コンセプトとなっており、ASEAN における新しい形態のインバウンド拠点を

目指すとのことです。

 

具体的な活動内容としては、以下の3点があります。

①情報発信・訪日サポート:日本政府観光局や企業・自治体と連携し日本の魅力を紹介

②コミュニケーションツールの設置:訪日旅行時の思い出の写真の展示や伝言板の設置

により、現地の方同士の情報交換を促進

③カフェ・物販:JR東日本フードビジネスが駅ナカで展開するカフェレシピをもとに

「和」にこだわった飲食物の提供、および日本独自の食品や雑貨等の販売

 

また、「JAPAN RAIL CAFE」には、大手旅行会社である株式会社ジェイティービー(JTB)

も提携しています。

「JAPAN RAIL CAFE」に専用旅行カウンターを設置し、訪日外国人観光客向けの

鉄道パスや、一部観光施設の入場券などを販売します。

 

また、小田急電鉄でも、訪日外国人観光客誘致のため、海外進出に乗り出しています。

小田急電鉄株式会社では、2016年9月27日よりタイ・バンコクに駐在員事務所を開設し、

現地旅行会社やメディアに向けた小田急電鉄の商品の売り込み、現地旅行博覧会などを

通じた小田急電鉄に関する情報提供の他、タイや近隣の東南アジア諸国での情報収集を

行っています。

 

小田急電鉄は、「東南アジアのハブ」と呼ばれるタイの首都 バンコクに新事務所を開設

することで、タイの旅行会社との関係性強化、タイや近隣東南アジア諸国に関する

リサーチを進め、新宿、箱根、江の島・鎌倉をはじめとする小田急電鉄沿線への

一層の誘致を進めていくとのことです。

 

このように、日本を訪れた外国人観光客をいかに“おもてなし”するか、という視点

だけではなく、国外にインバウンド拠点をつくり、日本の観光情報を発信、日本企業のPR

を行うことで、潜在的なインバウンド対策を講じる動きが出てきています。

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