高等専門学校(高専)の海外展開

こんにちは。行政書士法人IMSの伊東です。
 現在、工業化の急速な進展により、技術系の優秀な人材を必要としている新興国から、高等専門学校(高専)が高い評価と関心を集めているとのことです。高専は、技能を身に付ける職業訓練校と学術研究を行う大学の中間的な日本独自の教育システムとして、高度成長期の1962年に産業界の要請を受けて設立されました。

政府は、5年間の実践的なカリキュラムで技術系人材を養成する高専について、アジア、アフリカなどの新興国に運営のノウハウなどを「輸出」し、現地での開設を促す、本格的な海外展開に乗り出すことを目指しています。モンゴルでは、すでに2014年に日本をモデルにした高専3校が開設されています。また、タイとベトナムでは、高専の新設を目指しており、大学などに高専と同等のカリキュラムを導入することも検討されています。
11月にモンゴルで高専運営の支援窓口となる拠点を初めて設置し、12月にタイ、今年度内にはベトナムにも開設する予定になっています。拠点は、国立の高専を運営している独立行政法人・国立高等専門学校機構が設置し、同機構の日本人教員らが、相手国政府や高専のカリキュラムを導入するモデル校との調整役を務め、現地の学生や教員の能力、求められる人材などを把握し、教材の開発や日本からの教員派遣などによりサポートします。

政府としては人材養成を助ける国際貢献と同時に、現地の日系企業が即戦力の人材を雇用できるようにする狙いもあるようですが、日本の高専で学んだ方々も優秀な人材であることから、海外の高専で学ばれる方々の中にも、将来、日本で活躍される方がいらっしゃることでしょう。

-ブログ一覧へ-