日本を出国後、再入国する場合

行政書士の山口です。

早いもので、あっという間に12月も半分が過ぎようとしています。

顧問契約を締結している大学でのビザコンサルティングや企業からご依頼いただいたお客様とお話をしていく中で、年末年始の休みを利用して、ご出身の国に帰省されたり、旅行に行かれたりするために、日本を出国する予定があることを伺うことが多くなりました。

原則、外国人の方が、日本を出国し、再度同じ在留資格で入国するためには、日本出国前に「再入国許可」を取得する必要があります。

しかし、有効なパスポートと有効な在留カードをお持ちの方は、出国から一年以内(在留期限が一年より前に到来する場合は在留期限まで)に再入国する場合は、事前に再入国許可を取得する必要はありません。
(出国の際に空港でパスポートと在留カードの提示とともに、再入国出国用EDカードを記入し、再入国の意思表明にチェックする必要があります。)

この制度は「みなし再入国制度」といい、2012年7月に現在の在留カード制度が開始された時に導入されました。今では多くの方がこの制度についてご存知で、ご出国の際に利用されていることと思います。

しかし、この制度を利用できるのは、上記の条件にあてはまる方(難民認定申請中の「特定活動」の在留資格をもって在留している方等、一部を除く)となりますので、あてはまらない場合は、当然ながら、この制度は使えず、事前に入国管理局にて「再入国許可」を取得する必要があります。

例えば、3ヶ月の在留期限が与えられた方には在留カードが発行されませんし、出国してから一年以上日本を離れている方は、たとえ本来の在留期限は残っていたとしても、在留資格が失われてしまいますので、再入国することができません。(一年という期限を海外にて延長することはできません。)

実際、弊社でも、在留期限が3ヶ月の方や一年以内に再入国されなかった方等で、在留資格を失い、再入国できなくなってしまった、というお問い合わせをいただいたことがあります。

とても便利な制度ですが、個々の状況により利用できるか否かが変わってきますので、日本を出国する前には、ご確認いただくことをお勧めいたします。

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