「即戦力」の人材とは

 

ディレクターの川口です。

 

私は年間を通じ、少なくとも数十名以上の採用面接を担当しています。

以前は、1月下旬の行政書士試験の合格発表後に、

特に集中してご応募いただいている印象でしたが、

最近は一概にそうとも言い切れず、年間を通じて

コンスタントに選考を行っている実感があります。

 

弊社の入管業務については、学術機関の御客様が多い

特色もあり、「最初から即戦力」という方はほぼ皆無といえ

(私ももちろん、即戦力ではありませんでした)、

単純な知識や経験だけでなく、コミュニケーション能力、

読み書き・会話・リスニングの全ての面における英語力、

御客様の些細な一言から、状況や疑問点を瞬時に察知する洞察力、

知識ゼロの方に対してもわかりやすく説明できるような伝達力、

列挙すればキリがないほど、本当に様々なスキルが必要だと

考えており、私も恥ずかしながら、全ての面において

まだまだ足りない点だらけです。

 

ただ、上述したような能力の全てに共通して、実務経験を通じ、

本人次第で後からいくらでも研鑽できる能力と考えており、

私個人的に、選考において最重視している点は、「行政書士の

他のどの分野でもなく、入管業務に従事したい、確固たる理由」です。

 

私がこの仕事を始める前、全ての業務をイメージすることは

当然不可能で、実際に従事してみて初めて、想像を遥かに超え、

これほど大変で重責を担う業務か、と実感しました。

 

ただし、私はそれまでの人生経験を通じ、他の行政書士業務ではなく、

この業務でなければ、という理由を自分なりに確立しており、

それは従事する前も現在も、全く変わりません。

ここでその具体的な理由を公開すると、私の採用面談でポイントを

稼ぐ(?)ヒントとなってしまうため、伏せさせていただきます。

 

もちろん、私と同じ考えでなければ不可、私のコピーロボットが

欲しい、といった考え方は全くなく、むしろ突き抜けた個性や、

それぞれが類まれな人生経験を有する集団である方が、

組織として面白いと考えているため、自分と類似の方を

欲しているわけでは全くありません。

 

ただし、私の経験上、その「確固たる何か」が無い方は、

ほぼ全員に共通し、良くも悪くも外国人の方の人生を左右してしまう

この業務の責任や重圧に押し潰されてしまい、そう長くは続かない、

と言えるほど、簡単ではない業務だと思っています。

 

また、饒舌な方や、言葉巧みな方を評価するわけでは全くなく、

何らかの「内に秘めた思い」を感じさせてくれる方に

めぐり会えた時、私は高揚感を覚えます。

 

入管業務への「憧れ」で応募していただける方は多く、

弊社へのご応募は大変有難くはあるものの、憧れプラスアルファの

要素が何らかある方は、相応の困難には屈せずに立ち向かい、

高い壁を越えた時の充実感を、生きがいに変えることができ、

短期間でも急成長できる方、という見解が私の経験則です。

 

もちろん、「憧れ」だったとしても、それ自体には

全く問題はありませんが、もし憧れているのであれば、

相応の情報収集をしていて然るべきとは考え、

ごく少数の方ではあるものの、例えば入管業務を

最低限イメージするための基礎的な情報収集はおろか、

弊社のホームページすらほぼご覧いただいていない方も

中にはいらっしゃり、本当にこの仕事に従事したいと

お考えなのか?と疑問を投げかけざるをえない方もいます。

 

あくまで単に私個人の考え方にすぎませんが、私にとっての

「即戦力」は、スキル・知識・経験が豊富な方ではなく、

貪欲で、仕事に対する根本的な考え方がぶれず、

何らかの信念があるような方、と言えます。

 

そういった方にお会いできることを楽しみに、

来週以降も採用活動に取り組みます。

 

-ブログ一覧へ-