ジョンが行く:入管デビューつづき

梅雨ですね。まとわりつく暑さと湿気で体調管理が大変ですが、梅雨明けの猛暑に備え、一段と健康管理には気を付けなければいけない季節ですね。

多くの申請書類を抱え雨の中入管の前で待つことは、結構な体力が必要です。時は金なり。プロに任せれば手戻りも何度も入管に出向く必要はありません。

入管に初めて行ったジョンくんたちは無事入管で申請できるのでしょうか。前回のジョンはこちら

 

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次々に入管に入っていく人に圧巻されながら、ジョンくんとムシャルダ先輩も入館しました。

 

「え、どこに行ったらいいの?」

 

「たしか、エレベータを上がれって言ってた!」

 

入口からすぐのエレベータを皆走っていくので、つられて走ったところ、目の前に既に長蛇の列が出来ていました。

 

「次は?次はどうするの?」

 

「え、たしか、目の前のオレンジのカウンターに並べって言ってた!」

 

オレンジのカウンターはBカウンターでした。

2人はとりあえずその列に加わりましたが、本当に合っているかどうか分かりません。

 

「僕、ちょっと確認してくるよ!」

 

ジョンくんはそう言って、入館した時に見えた1階にあるインフォメーションセンターに行きました。

 

「すみません、在留資格の更新は上のオレンジのカウンターに並べばいいんですか?」

 

「そうですよ。申請書は書いてきましたか?」

 

「いや、僕じゃないんですけど、申請書?あ、えーと、OK、大丈夫です」

 

しどろもどろになりながら、ジョンくんは2階に戻りました。

 

「(うわー、列が長すぎてムシャルダがどこにいるか分かんないよ)」

 

ジョンくんは人込みに面食らってしまい、少し人がいない方向へ歩き出しました。

 

「(色んな理由で日本に住んでるんだな。オリンピックもあるから、僕と同じような考えの人も多いんだろうな)」

 

エンジ色のAカウンターも長い列で、青いCカウンターは人がまばらでした。

 

「カウンターがオープンするのはいつなんだろう。みんな何をどうやっているんだろう」

 

状況が全く分からないジョンくんは少し疲れてしまい、人がいないAカウンター奥の椅子に腰かけました。

 

「入管って、こわいな。それに仕組みが全く分からないよ。」

 

9時を回ったころ、Aカウンターのシャッターが上がりました。と同時に番号を呼ぶ音声が流れました。

 

「え?番号式?どこで番号を取るの?」

 

キョロキョロすると、ジョンくんはカウンターの上に発券機があるのを見つけました。

 

「あー、あのボタンを押すんだね」

 

分かりづらい。入管に来る人は日本のシステムを理解している人が多いんだろう。ジョンくんはそう推測しました。

 

「…ダメです。あなたね、留学っていうのは勉強することが許可された活動なんですよ」

 

「あ、あの人叱られている。日本語だからあんまり分からないけど悪いことしたのかな。」

 

 

人間観察をしていると、ムシャルダ先輩から着信がありました。

 

「ジョンくん、今どこ?Bカウンターの椅子のところにいるからね。」

 

ムシャルダ先輩の呼び出しにBカウンターのエリアに行くと、既に多くの人で溢れかえっていました。

 

「ムシャルダ、どうなったの?さっき並んでたところで合ってたの?」

 

「あの列はプリチェック(事前チェック)のカウンターだったよ。でも無事に番号をもらったからこの番号が呼び出されたら、僕の番らしい」

 

153番!どれだけ待つんだ。ジョンくんは心の中でうんざりしました。

 

「日本はITが進んでるはずなのに、オンラインとかで手続きできないの?」

 

「会社か行政書士か弁護士しかできないみたいだよ。NYKNはやってくれないから、更新からは自分たちでやらないとダメみたいなんだ。」

 

「(出た、またギョウセイショシだ。何だか分からないけど、僕は自分の更新はギョウセイショシに頼むぞ。こんなのしんどすぎる。。。)」

 

ジョンくんはすっかり無口になり、疲れ切ってしまいました。

(来月へ続く)

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