ジョンが行く:永住許可申請と米国ビザ

こんにちは行政書士法人IMS桑原です。

梅雨が明けましたね。今年の梅雨が涼しく、割と過ごしやすかったため、この急激な温度の上昇は体に負担がかかっている気がします。しかし、こんなに暑いのに後数か月もすれば冬がやって来るんですから四季の流れは速いですね。
そんな時が経つのを速く感じる今日この頃ですが、今日のジョンくんは、前回入管で疲れ切ったムシャルダ先輩の申請から3年経ったお話です。前回のジョンはこちら

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「ジョンくん、今年また新入社員が入って来るから、教育係お願いね。」

「分かりました。どこの国から来ますか?」

 

ジョンくんは人事担当者前田さんから新人の教育係をお願いされていました。ジョンくんは、株式会社NYKNに入社してから3年が経ち、優秀な業績や勤務態度を評価され、昨年から新人の教育係を任されるようになっていました。

 

「あ、ムシャルダー、久しぶり。東京に戻っていたんだね。」

 

カフェテリアで出張の多いムシャルダ先輩と偶然会ったジョンくんは嬉しそうに駆け寄りました。

 

「あ、ジョンくん、久しぶりだね、調子はどう?」

「相変わらず忙しいけど、何とかやっているよ。ムシャルダは?」

「うん、今度永住申請をしようと思ってるんだ。」

「永住?永住ってグリーンカード(*1)のこと?それはすごいね!」

「そう、日本でグリーンカードっていうのか知らないけど、僕が要件を満たすっていうことが分かったからね。」

「永住の要件って何があるの?」

 

ムシャルダ先輩は、嬉しそうに語り始めました。

 

「永住は、10年以上日本に住んでいるか、とか日本人と結婚しているか、とかかな。(*2)でも、僕が申請するのはその要件じゃないんだ。所定のポイントで一定のポイント数(*3)があれば1年で永住申請できるんだよ。僕はそれで申請する。」

「あれ?それ聞いたことがあるよ。それって高度専門職ビザのことだよね?でもムシャルダはこの間、技術・人文知識・国際業務ビザで更新してなかったっけ?」

 

ムシャルダ先輩は、よくぞ言ってくれたという笑顔で続けました。

 

「僕もそう思ってたんだよ!でもね、永住申請に備えるために、早めに準備しておこうと思って、IMSに相談に行ったんだよ。そしたら、日本に住み始めて10年経ってなくても、僕の今の技術・人文知識・国際業務ビザで永住申請できるよって言われたんだ。」

「えええええ、どういうこと?それすごいじゃん。」

「すごいだろ?それはね、、」

 

ジョンくんはムシャルダ先輩から、10年経っていなくても永住申請が出来ることを聞いて、興味が湧いてきました。

 

(僕も永住申請ができるか計算してみよう。。。)

 

ムシャルダ先輩と別れたジョンくんが廊下を歩いていると、向こうからミキちゃんが落ち込んだ様子でやってきました。

 

「ミキちゃん、どうしたの?」

「ジョンくん!聞いてよ、私アメリカビザ落ちちゃったの!」

 

ジョンくんとミキちゃんは、その後仲良くなり、色々な話ができる友人となっていました。

 

「え?どういうこと?日本人ってアメリカ行くのにビザ必要ないよね?(*4)」

「そうなんだけど、今度会社が長期リフレッシュ休暇制度始めたでしょ?それに応募して当たったから、半年間アメリカの語学学校に行きながら(*5)、ついでに向こうで観光がてら少し住もうと思ってビザ申請してたの。なのに、なのに、昨日落ちちゃったの!!IMSに聞いたら、もう私ESTAでは渡米できないんだって。観光でもビザ取らないといけないんだって。うぇーん」

 

(またIMSだよ。。。何やってる会社なんだ。。(*6))

 

ジョンくんはIMSにも興味が湧いてきました。

 

(何やってる会社なんでしょう、IMS。来月へつづく)

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*1:グリーンカードとは、米国の永住権を取得した人に配布されるカードのことです。
*2:高度人材ポイント計算表で所定のポイントを有するという条件以外で、10年の居住要件を問われず永住許可申請を行える方々の条件は、以下の5つがあります。
(1)日本人,永住者及び特別永住者の配偶者の場合,実体を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること
(2)「定住者」の在留資格で5年以上継続して本邦に在留していること
(3)難民の認定を受けた者の場合,認定後5年以上継続して本邦に在留していること
(4)外交,社会,経済,文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で,5年以上本邦に在留していること
(5)地域再生法(平成17年法律第24号)第5条第16項に基づき認定された地域再生計画において明示された同計画の区域内に所在する公私の機関において,出入国管理及び難民認定法第7条第1項第2号の規定に基づき同法別表第1の5の表の下欄に掲げる活動を定める件(平成2年法務省告示第131号)第36号又は第37号のいずれかに該当する活動を行い,当該活動によって我が国への貢献があると認められる者の場合,3年以上継続して本邦に在留していること
*3:高度人材ポイント計算表が80点以上ある人は、そのポイント獲得から1年以上、70点以上ある人は、そのポイント獲得から3年以上日本に居住していれば永住許可申請ができます。
*4:日本は米国国土安全保障省が世界38か国に対して行っているビザ免除プログラムの該当国なので、観光・短期商用等での最長90日以内の米国滞在をビザなしで許可されています。ただし、渡米には、渡米72時間以上前にESTA(電子渡航認証)の承認を受けなければいけません。
*5:米国の受け入れ先の語学学校からI-20が発行されていても、ビザ申請が却下になる件数が増えています。ビザ申請が却下されると、ESTAが使えなくなり、観光でも別途ビザを申請しなければいけないので、申請は慎重に行ってください。
*6:行政書士法人IMSは、日本の在留資格・米国非移民ビザの申請代行を専門としている行政書士法人です。ビザでお悩みの個人のお客様から、世界各地に法人を持つ企業様に対し、法律と幅広い経験を基にサービスの提供を行っております。

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