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円安で賃金目減り、ベトナム人実習生“日本離れ”が進む

本日はベトナム人実習生”日本離れ”進む? 円安で賃金目減り…待遇に不満強く、という日本にとって将来大きな問題になる見出しの記事がありましたので、考察していきたいと思います。

先日ベトナムでは、中秋節という日本のお盆のような日がありました。

弊社のスタッフがベトナムに出張に行き、ハノイにあるロッテ百貨店に行くと、子供達は親に高価なおもちゃをねだり、それを購入している姿を見て、3年前とは異なるように、ベトナムの方々が裕福になっていることを実感したそうです。

そこには海外でのベトナム人労働者の争奪戦が繰り広げられており、日本の倍の賃金を支払う国があることを皆様ご存知だったでしょうか。

わが国で、農業分野を含む技能実習生で最も多いベトナム人労働者の日本離れの兆候が強くなってきています。

新型コロナウイルス禍に伴う厳しい水際措置や雇用停滞に加え、賃金や待遇が日本より好条件な国が増え、ベトナム人の選択肢が拡大。

円安に伴う賃金目減りも要因となっており、関係者は、実習生の確保へ待遇改善を課題に挙げていますが、円安によりベトナムに送金すると賃金が30%以上目減りしており、日本に来る際150万円以上の借金をし、送り出し機関等に手数料を支払い来日しています。

毎月の給料より借金返済していますが、円安の影響でベトナムドンを日本から送金すると今年の1月に比べて、先ほどもお話ししたように30%目減りしているのが現状で、コロナ禍前の2019年まで、ベトナム人の海外労働者派遣数は日本が1位でしたが、入国制限もあり21年は台湾が一時的に日本を抜き1位になりました。22年1月から6月半ばまでは日本が1位でしたが、派遣希望先に変化が生じつつあるのが現状です。

こうした事態の背景にあるのが円安で、ベトナムの最低賃金は7月に、5・9~6・1%上昇。日本との格差が急速に縮小しています。技能実習生は日本国内で住民税や所得税、年金、社会保険料を支払っており、母国で事前に聞いた収入額と実際の手取りの差に驚く人も少なくないそうです。

こうした環境と円安が重なり、ベトナム人の日本離れに拍車をかけているのが現状です。 一方、ベトナムとオーストラリアは今春、農業労働者の派遣・受け入れで協定を結び、9月から募集を始めています。まずは年間1000人と限定。賃金水準は高く、ベトナム系メディアによると、1年のうち9カ月働き、3カ月は自由行動で月給は3200~4000豪ドル(30万4000~38万円)。ベトナムの平均月収の10倍近い額が支給されます。

特定非営利活動法人・MP研究会のプロジェクトコーディネーターの方は「オーストラリアの件はベトナム人の間で話題となっている」と話されています。

日本では休日の外出を制限されることが多いのに対し、ベトナム人労働者の不満は強いのが現実です。本国に家族を残し、里帰りできず離婚する家庭もあるだけに、オーストラリアへの関心は高いといいます。

今後、日本を希望するベトナム人をつなぎとめるためには「待遇改善が必要」とだと思います。今後他国でも農業、製造業、建設業、介護の分野の人材不足は深刻で、日本人の賃金も30年以上上がっていない日本で、オーストラリアのように厚遇で、海外から労働者を迎えいれるには、日本全体の賃金体系の見直しなくして、問題は解決できず、20年後には、建設会社が工事を受注しても労働力不足で工事ができない、農業分野でも収穫時に労働力不足で収穫が間に合わず、食糧不足になってします。

介護施設の崩壊が起きて、自宅での老々介護が主流になり、本当に貧しく悲惨な国になっていくことは間違いありません。ここ数年で対策を講じることが急務だと考えます。皆様にも影響するこの問題をどうお考えになりますでしょうか。

 

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