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2024.12.24USビザ関連
ビザやESTAがあっても入国拒否の可能性!?
本日もIMSのブログをご訪問いただきありがとうございます。
今年はカレンダーの並びがよく、多くの方が年末年始に9連休を取られるのではないでしょうか。このお休みを利用して、来年の計画をなさる方もいらっしゃるでしょうか。
そこで今日は、アメリカビザ(またはビザ免除プログラムのESTA)でご渡米される際の予備知識として、「ビザ(またはESTA)を取得していれば必ず入国できるのか」をテーマにブログをお届けします。
有効なビザまたはESTAをお持ちでないと飛行機に乗れないことは、殆どの方がご理解くださっているかと思います。しかし、目的に合ったビザやESTAが取得できていれば必ずアメリカに入国できるのでしょうか。
答えはNOです。
なぜでしょうか。そもそもビザは「入国を保証するものではないから」です。
ビザやESTAが承認されていても、実際の入国許可を出すのは入国管理局の審査官です。弊社のベテランスタッフの言葉を借りると、ビザやESTAはあくまで、入国に値する人であることを示す「推薦状」という位置づけとのこと。また、ビザやESTAには有効期限が記されているので、有効期限内は行き放題!と思われるかもしれませんが、実はそうではないのです。 いくら有効なビザやESTAを所持していても、その要件に反していると入国審査官が判断すれば取得したビザやESTAが取消されることがあります。1回目に入国できたからと言っても、2回目に入国審査でひっかかるということも珍しくありません。
例えばどういうことでしょうか。2つの具体例を挙げて考えてみます。
⇒毎月1回、1週間程度の出張を繰り返したとします。通常認められる最大滞在期間(=6ヶ月以内)を超えていなくても、「毎回何しに来ているのですか?別室で詳しく事情を聞かせてください。」と別室に案内されるようなケースがあります。この場合は現地での就労を疑われて根ほり葉ほり滞在目的を聞かれることになります。審査官を納得させる説明ができなければ、いくらビザを持っていても入国できません。
⇒アメリカに知人がいる方で、度々会いに行きたい方もいらっしゃると思います。ESTAを利用できない事情がある方を除き、多くの方はESTAを利用して渡米します。最大滞在可能日数である90日を超えない滞在であっても、頻繁な訪問が続くと、入国審査官から「移民する意図があるのでは」と疑われる可能性があります。本人は「訪問」のつもりでも、「それは事実上住んでいるに等しい」と判断されてしまえばESTAを取り消される可能性があります。
よくある質問として、「どれくらいの頻度や滞在期間で渡米すると目を付けられるのか」があります。これは一概にはお答えできません。なぜなら明確な基準がなく、過去の渡米歴、滞在期間、目的などを総合的に判断して審査官が入国を許可するかです。
また、少し話がそれてしまいますが、滞在可能期間を超えてしまった場合(=オーバーステイ)のペナルティもかなり厳しいものとなっていますので注意が必要です。オーバーステイは記録が残ります。オーバーステイの記録がある方はESTAの取得資格を失うためビザ取得が必須となり、ビザ取得時の面接において審査が厳格化されることが想定されます。詳しくは下記のこちらのページにてご確認ください。
アメリカでは、来年の大統領交代に伴い、移民政策や出入国管理に関する法整備が行われる可能性があります。ご不安な点などございましたら、ぜひ一度ご相談いただきたいと思います。
本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。
(A.K.)
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