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【Youtubeアップしました】搭乗券のSSSSには気を付けて

Secondary Security Screening Selection

航空券に「SSSS」が印字されている方はFBIの要注意人物扱い?アメリカへ出発時の実体験という記事を目にしましたので、どのような意味なのか、どのような不利益を被るのか、見て行きたいと思います。

さて、飛行機に乗る際、必ず受ける保安検査は、国・地域によって「厳しい」「緩い」などの差は若干あっても、基本的に万国共通です。カバンや上着をトレーに乗せ、靴を脱ぎ、必要であればカバンの中身を取り出して調べられます。

その保安検査でアメリカ入国の際に「SSSS」と航空券に印字されることがある、という事実をご存じでしょうか。 特別な人物だからと印字される場合や、搭乗客のなかから無作為に選ばれることもあります。何も悪いことをしていなくても航空券に「SSSS」と印字される可能性もゼロではありません。「SSSS」と印字された搭乗券が自分だった場合、簡単にいうと、保安検査が通常より厳しくなります。しかしそれだけではありません。

SSSSは、「Secondary Security Screening Selection(二次的セキュリティー検査選出)」あるいは「Secondary Security Screening Selectee(二次的セキュリティー検査被選出者)」の略といわれています。

数年前にカナダからアメリカに向かおうとした際、渡された航空券に「SSSS」と印字されてしまった方が、その実体験を紹介されています。

これまで20年あまり、何度もアメリカへ渡航したにもかかわらず、その経験は一切なく、自分には関係がないと思い切っていたそうです。

2019年12月25日。忘れもしないクリスマス当日、カナダのバンクーバーからアメリカのシアトルへアラスカ航空で搭乗手続き(チェックイン)したときのこと。

いつも通りに空港のカウンターでスーツケースを預け、アラスカ航空のスタッフから「メリークリスマス!」といわれて受け取った航空券を見て、一瞬のうちに凍り付きました。

航空券に「SSSS」と印字されていたそうで、
海外でのクリスマスは日本の元旦のような日で、空港は空いていたそうです。

なぜ自分が「SSSS」に選ばれたのかは謎で、スタッフに理由を聞くわけにもいきません。とりあえず保安検査場へ向かわれたそうです。 カナダからアメリカへは、国内線とも国際線とも違う入口で、当然ながら保安検査があります。 保安員は「ハロー!」と笑顔で迎えてくれたものの、航空券を見た瞬間、顔色が一変して厳しくなり、そして「この搭乗券の意味をわかっているよね」といわれ、「はい」と回答され、保安検査は通常とは違うレーンに1人だけ別に連れて行かれ、カバンの中身を全部出すようにいわれました。ポーチの中身もだったそうで、それを1点ずつ保安検査の機械に通していくため、非常に時間がかかります。

カメラについては「これは何を撮るのか」とまで聞かれ、さらにシアトルへ行く目的も。ボディチェックも念入りでした。いつもは流れ作業の如く終わる保安検査が、15分ほどの時間を要したそうです。そして、問題がないことがはっきり分かった時点で、やっと解放。と思ったら、搭乗する際にもゲートのところで、搭乗券の「SSSS」を見たスタッフの顔が固まったそうで、「ちょっと待って」とゲートの前でほかの乗客を先に搭乗させ、最後にやっとゲート通過。機内では何事もなく過ごせたそうです。

アメリカのTSA(運輸安全局)の規定によると、この「SSSS」の運用が始まったのは、2010年からとのことで、FBI(連邦捜査局)のテロ対策ウォッチリストに名前がある乗客には印字される、また、ランダムに実施されることもあるとのことです。

ではなぜ自分が「SSSS」に選ばれたのでしょうか。よく考えると、心当たりがいくつかあります。ちなみに、犯罪歴は一切ないそうです。

まず、「バンクーバーからシアトルの航空券を片道で、アラスカ航空で購入していた」こと。日本からバンクーバーまでは台北経由のエバー航空で、往復で買っていたそうでうす。エバー航空には台北シアトル線もあるものの、バンクーバー線のほうがかなり安かったのが理由です。

なお、帰路はエア・カナダで、これもシアトル発バンクーバー行きの片道購入と、少し不自然な購入が原因かもしれませんが、頻繁に日本と海外を行き来していることも、もしかしたら引っかかったのかなとも考えられます。

結論として、最初の「アメリカ行きの航空券を片道で買った」と「白人以外が選ばれやすい」がやや該当するようにも思えます。搭乗客をザっと見渡すと、ほとんどがアメリカ人かカナダ人でした。

誰にでも起こりうる「SSSS」は、備えあれば患いなし。

航空券で「SSSS」が印字されて、身に覚えがなくても、搭乗を拒否されることはまずありません。なにも悪いことをしていなくても、搭乗客のなかからランダムで選ばれことがあります。

もしSSSSを受け取ったら、いち早く保安検査へ向かうことを推奨します。万が一、保安検査に時間を取られて飛行機に乗り遅れても、保安員は一切責任を取ってくれませんので、注意が必要です。皆様も搭乗券を受け取られたら、まずSSSSの印字がないか、確認してください。

 

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