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2023.11.22ESTA
72時間前のESTA申請は遅い?! 予定通りに渡米する為のポイント
年末年始、または年明け以降、春休みやGWに向けて海外旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか? 円安でもハワイ、グアムを含むアメリカへの渡航を希望される方が多いように感じます。
今回は予定通りに渡航して頂くために今一度、出来るだけ早くESTA申請をして頂き、万が一の時は渡航に間に合うようにビザ申請に進んで頂くためのポイント・注意点をご案内致します。
今は簡単に予約出来る航空券・宿泊予約サイトがいくつもあり、その利便性から旅行会社を介さず、個人手配をする方が増えています。旅行会社の場合は、渡航先への入国に必要な条件や情報を予約前から手厚く教えてくれる事が多いですが、個人手配の場合には、例えば航空券の予約時にも入国に際して必要なビザや書類等については責任を負わない、と簡単なアラートが出る程度で全く読まずに予約を完了出来てしまうこともあり、注意が必要です。
ESTAはビザ免除プログラム・VWP(Visa Waiver Program)に参加する国のパスポートを所持している方のみ申請可能です。VWP以外の国や地域のパスポートを所持している方についてはビザ取得が必要です。ご友人、ご家族、また社員旅行など、複数名で渡米の際には必ず同行者のパスポートがESTA申請可能かどうか、再確認してください。
https://www.dhs.gov/visa-waiver-program-requirements
Visa Waiver Program Countries参照
また、VWP参加国のパスポート所持者でも、下記に該当する方はESTA申請ができません。
① キューバ、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、またはシリアのいずれかの国籍を有する二重国籍者の方
② 下記に該当する国のへの渡航歴がある方
2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航また滞在したことがある方
2021年1月12日以降にキューバに渡航または滞在したことがある方
米国国土安全保障省税関・国境取締局CBPは少なくとも渡米の72時間前(3日前)までにはESTA申請をするよう呼びかけています。通常ESTA申請はスムーズにいけば数時間、数日以内で承認がおりる場合が多いので、中には申請を忘れていて、出発当日に申請し承認された、というケースも見受けられます。ところがもし、申請でミスをしてしまった場合、または申請はしたが却下になってしまった場合には観光であればBビザを取得する必要があります。アメリカビザは即時発行されることはなく、面接予約をし、大使館での面接を受け、ビザが許可された場合でもその場でパスポートは返って来ず、返送だけで最低1週間はかかります。また面接に持参する書類は当然ながら全て英訳が必要なので、書類の準備にある程度の時間を要します。そして面接予約の空きは日々変動しますが、予約が埋まりやすい時期もあります。1ヶ月先まであいていない時もあります。
つまり、72時間前にESTA申請をするのはリスクが高いのです。万が一ビザ申請が必要になる事も踏まえ、なるべく早めに申請をしましょう。
例えばカナダ、南米地域などに渡航する際、アメリカ経由便のチケットが安い時があります。一般的に、直行便より経由便の方が安いですが、アメリカ経由便にした場合も必ずESTAが必要になります。うっかりしがちなパターンなので注意が必要です。
ESTA申請ができる公式サイトはこちらです。
https://esta.cbp.dhs.gov/
知らぬ間に別のサイトを利用してしまい、高額な料金を支払ってしまった等のお問い合わせがあります。現在のESTA申請料は21ドルです。URLをよく確認してください。
ESTAは承認されれば2年間有効です。(先にパスポートの期限が切れたり、名前等に変更が生じた場合は除く)しかし有効期限内にも関わらず、無効処理をされていて、空港でのチェックイン時に航空会社職員からESTAが無効のため搭乗不可と言われた、というケースが発生しています。通常、なんらかの理由でESTAが無効になった場合はメールで通知されます。ところがメール自体に気づかない、あるいは迷惑メールだと思って未読にしてしまう等した場合、気づきようがありません。 ESTAはまだ有効期限内だ、つい数ヶ月前には問題なくESTAで渡米出来たから大丈夫、と過信せず、必ずESTAの承認状況を公式サイトで確認して下さい。
ESTAはビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)のパスポート保持者なら誰でも申請できるわけではありません。
・オーバーステイ歴がある方
・逮捕歴がある方
・入国拒否歴がある方
・ESTA却下、ミスの方
・次回入国時はビザ取得を、と注意を受けた方
・不法滞在、不法就労歴がある方 等
いずれか一つでも当てはまる場合はESTA申請をしても却下、または許可がおりても入国時に入国拒否になる可能性があります。その場合に入国するにはビザを取得する必要があります。場合によってはビザ申請をしても審査にかなりの月日、或いは年単位で時間がかかる事もあります。
この場合は今後、ESTAでの入国を認められなくなる可能性が高いです。90日以内の滞在しかしていない場合でも、短期間で渡米を繰り返した場合には別室送りになるケースが増えています。その時は入国できても、次回からはビザを取るようにと言われた場合には、目的にあったビザ取得を検討してください。
ESTAが承認された、まだ有効期限内でかつきちんと有効な状態を確認した、といっても残念ながら確実に入国できるわけではありません。それはビザ取得をして入国する際も同じです。入国可否は入国審査の際に最終決定されるため注意が必要です。入国審査官は入国しようとする者の所持品や服装のみならず、言動や挙動についても目を光らせています。
グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)があります。
(対象国・地域)オーストラリア、ブルネイ、香港、日本、マレーシア、ナウル、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、シンガポール、台湾(台湾からグアムへの直行便のみ)、イギリス
こちらは、45日以内の滞在であればESTA申請不要で、入国にはI-736フォームの申請が必要となります。注意点としては有効なESTAを所持していて、ESTAで入国する際にはI-736は提出しないこと、ESTAを所持しているがGuam-CNMI VWPで入国した場合には45日以上の滞在は出来ません。
弊社ではESTA申請に関するサポートは行なっておりませんが、アメリカBビザ(短期商用・観光)を含む非移民ビザのサポートを行っております。ビザ取得が必要となった場合は、万全の準備と余裕を持った準備期間が許可への第一歩となります。せっかくビザ申請サポートのご相談を頂いても、現実的に渡航日に間に合わないため、泣く泣く渡航をキャンセル、または渡航時期の変更を余儀なくされた方が多くいらっしゃり、時間があれば、と弊社も悔しく思うことが多々あります。弊社では、経験に基づきビザ申請に必要となる書類が何かをお一人お一人にアドバイスの上、ご依頼頂いた皆様にビザ申請の許可がおりるよう丁寧にサポート致します。
ESTA却下・無効歴のある方、なんらかの事情でESTA申請が難しい方、またVWP加盟国・地域以外のパスポートを所持の方、お気軽にお問い合わせ下さい。 なお、 弊社ブログではこれまでにESTAに関する情報を数多く公開していますので、あわせてご参照ください。(MM)
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