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日本国籍者向け米国グローバルエントリー最新状況と申請却下/資格取消になった場合

2023年夏から日本国籍者向けに米国Trusted Traveler ProgramsのひとつであるGlobal Entry申請が開始され、弊社ブログでもご案内致しました。しかしながら喜びも束の間、秋にはシステム改修を理由に新規申請については受付停止となり、2024年2月5日現在も状況は変わらないままとなっています。

米国グローバルエントリー最新状況(2024年2月6日現在)

弊社も日々、米国CBP(米国国土安全保障省・税関国境取締局)の動向を確認しておりますが、残念ながら2023年10月10日以降、情報更新はありません。グローバルエントリーは渡米頻度が多い方にとっては非常に便利なシステムなだけに、受付再開を心待ちにしていらっしゃる方も多いようです。
新規申請受付が再開され次第、弊社ウェブサイトでもご案内致しますのでぜひ定期的にご確認頂けると幸いです。さて、グローバルエントリーの新規申請再開を前に、もしグローバルエントリー申請が却下または資格取得後に取り消しになってしまったケースについて、ご紹介致します。

【グローバルエントリーの特徴・メリット】

  • 取得できると通常5年間有効
  • 米国入国時の入国審査が簡素化され、専用レーンにてキオスクまたはアプリを利用の上、スピーディーに入国手続きが出来る。
  • CBP職員が配置されている米国外の空港にて、米国到着前に事前通関にあたるPre clearanceと呼ばれる、米国行きのフライトに搭乗する前にCBP職員により旅行者を検査し、米国到着後の乗り継ぎ便搭乗前のセキュリティチェックを省略できるシステムを利用できる
  • TSA PreCheck® と呼ばれる、旅客機搭乗前のセキュリティチェックにおいて、靴や上着を脱ぐ必要もなく、ノートパソコンや液体検査も不要な簡易チェックを受けられる資格が付与される。

 

一度でも渡米の経験がある方は、米国入国時の入国審査やセキュリティチェックにおいて、待ち時間の長さやその内容に煩わしさを感じた方も多いのではないでしょうか。
それほど厳しい米国の入国審査やセキュリティチェックを短時間でスムーズに受けられる、という事はGE申請もそれなりに審査が厳しいものであると考えられます。

【グローバルエントリー申請が却下または資格取り消しになるケース】

申請が却下、あるいは資格取り消しになると、CBPよりその旨に関する通知メールが届きます。理由については必ずしも明記されているとは限らず、また明記されていたとしても簡単な内容で具体的な理由は記されていないようです。しかしながら、考えられる理由として挙げられているのはこのようなケースです。

  1. 申請書に虚偽、誤り、あるいは不完全な情報を記載
    →こちらはESTAやビザ申請にも言える事ですが、申請書には正しい情報を不足なく、確実に記載する必要があります。
  2. 逮捕及び犯罪歴がある(資格取得後になんらかの逮捕、犯罪を犯した場合も含む。)
    →GEの非承認対象となる事案は具体的にリスト化などされていないようですが、米国はもちろん、米国外での何らかのトラブル等の履歴がある場合は影響を及ぼす可能性があるようです。
    また、政府、地方等の法に関する執行機関による何らかの調査対象となっている場合も同様です。
  3. 国を問わず税関、出入国審査、農業に関する規制や法律に違反した履歴がある
    →特に税関で必要な申告を怠った履歴がある場合に多いようで、例として農産物(植物、果物、野菜、土等)、免税の個人免除額を超える物品、米ドル換算で10,000ドルを超える通貨、その他の持ち込み制限品など、申告が必要な物品を所有しているにも関わらず無申告、虚偽申告、あるいは申告漏れをしてしまい、没収や罰金等の処分をされた事がある場合です。

また、過去の入国審査時に何らかのトラブルを起こした事がある場合も、残念ながら懸念事項となるようです。例としてグローバルエントリーに未登録の同行者を専用レーンに連れてこようとした、専用レーンでの割り込み、入国審査官の指示に従わなかったなど、態度や行動さえもグローバルエントリー申請や資格維持に影響を及ぼしていると伝える記事も目にしますので注意が必要と考えられます。

 

【申請却下または資格取り消しとなったら】

再申請は可能です。しかしながら、却下や資格取消の具体的な理由は明確に知ることができないため、場合によっては永久的に資格対象外とみなされているケースがあることにご留意ください。

【再申請のステップ】

  1. Trusted Traveler Programsアカウントにログインし、Reconsideration Requestを提出
  2. Reconsideration Requestを提出できる資格がある場合のみ、ダッシュボードのProgram MembershipsセクションにRequest Reconsiderationボタンが表示さる
  3. 添付ファイルについて
  • 拒否または取り消しされた日付、申請者のアカウントに掲示された拒否理由及び考えられる原因についての詳細な情報
  • またはトラブルや逮捕を説明するための要約
  • 逮捕または有罪判決歴については処分に関する文書、資料

 

このように再申請については、ビザの再申請と同様に慎重に進める必要があるといえるでしょう。また、公式サイトによると、現在も申請可能な米国籍及び永住権保持者用のグローバルエントリー申請所要期間はおよそ4から6ヶ月と発表しているため、再申請についてはそれ以上の期間を要すると考えられます。まずは日本国籍者向けの新規申請受付再開を待ち、ぜひ弊社のウェブサイトでご案内をご確認の上、申請サポートをご依頼ください。

※本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。

(MM) 

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