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米国Jビザの「Specialist」カテゴリーとは?

米国のJビザは、「交流訪問者ビザ(Exchange Visitor Visa)」とも呼ばれ、交流プログラムへの参加を目的とした渡航者のためのビザです。このJビザにはいくつかのカテゴリーがありますが、今回はその中でも「Specialist」カテゴリーについて詳しく紹介します。

Specialistカテゴリーは、専門的な知識やスキルを持つ専門家が、米国の専門家と知識や経験を交換することを目的としたプログラムです。滞在期間は3週間から12ヶ月の間で設定され、米国人の同僚と「見学(observe)」「相談(consult)」「実演(demonstrate)」などを通じて知識やスキルの交流を行います。


Specialistビザの申請条件

SpecialistカテゴリーのJビザを申請するためには、以下のような条件を満たす必要があります。

  1. 関連分野の学士号以上の学位を有していること(大卒以上)

  2. 専門知識を証明できる職務経験を持っていること

  3. 特定の分野における専門的な知識またはスキルを有していること

  4. 米国人専門家との知識・スキルの交流を目的として渡米すること

  5. 滞在中、永続的または長期的な雇用には就かないこと


米国受入機関の要件

Specialistプログラムにおける米国側の受け入れ機関も、一定の条件を満たす必要があります。

  1. 候補者の専門知識を活かせる正当なポジションの提供

  2. 適切な監督体制と、業務を遂行するための物理的な環境の整備

  3. アメリカの同僚との協働や文化交流を可能にする体制


Specialistプログラムのメリットと利用例

Specialistビザの大きなメリットは、自身の専門分野における米国人エキスパートとの直接的な交流が可能になる点です。単なる学びではなく、互いに知識や技術を共有し合える関係が構築されます。

以下は実際の利用例です:

  • コンピュータサイエンス専攻の学士号を持ち、4年の職務経験がある方が、シリコンバレーの企業でソフトウェアエンジニアとして活動

  • エンジニアリングの修士号と8年の職務経験を有する方が、テキサス州の電気自動車メーカーでProduct Development Specialistとして参加


よくある質問(FAQ)

Q1. 受入機関から給与は支払われますか?

A. 支払われる必要はありません。ただし、自費で滞在する場合には、全滞在期間をカバーできる十分な資金を保有しており、その証明が求められます。

Q2. Specialistと研修生の違いは?

A. 研修生は新しい知識を得るために渡米しますが、Specialistは既に専門知識を持つプロフェッショナルとして、知識を提供・共有するために渡米します。目的に明確な違いがあります。

Q3. 給与が支払われる場合、就労ビザとの違いは?

A. Specialistは、あくまで短期間かつ非永続的な立場で活動するため、長期的な雇用ポジションには該当しません。最大滞在期間は1年間です。


DS-2019発行と申請の流れ

J-1 Specialistビザを取得するには、事前に米国国務省が認可した団体(プログラム主催者)から「DS-2019(適格証明書)」を発行してもらう必要があります。

米国の大学や政府系機関であれば発給権限があるケースが多いですが、民間企業が受け入れ機関となる場合は、国務省認可団体による審査と発給が必要です。認可団体は米国内の組織であるため、英語での対応が求められます。

IMSでは、こうした認可団体とのやり取りを代行し、DS-2019の取得に関するサポートを行っています。J-1ビザのSpecialistカテゴリーに興味のある方は、ぜひお問い合わせください。


今回の記事は以上となりますが、弊社は日本アメリカベトナムビザのエキスパートです。もしビザ関係でお困りの方がいらっしゃいましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください


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