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アメリカビザ面接予約済でもキャンセル?!/アメリカで挙式・新婚旅行を検討の方へ

今回は先日発生したビザ申請に関する大使館面接予約のキャンセルについて、そして最近再び人気傾向にあるアメリカでの結婚式・新婚旅行に関する渡航準備について、ご案内いたします。

【12月に面接予約をした方は要注意!】

大使館での面接予約は、ビザのカテゴリーごとに予約枠が異なり、一般的に申請者数が多い短期商用観光Bビザは面接予約を取りたくても近日中で空きがあることはほとんどありません。9月24日時点では1月頃が最短となっており、年末年始に渡米予定の方がこれから面接予約を取るのはかなり厳しい状況です。

そんな中、つい先日、12月の火曜日、木曜日の面接予約が大使館都合により自動的にキャンセルされる事態が発生しました。事前通知なく突然、既にある面接予約をキャンセルした旨の自動送信メールが届き、慌てて確認をしたところ、やはり予約がない状態となっていました。その事態発生からおよそ1時間後にこのようなメールが届きました。

To all Nonimmigrant Visa Applicants who have appointments on Tuesdays and Thursdays, in December 2024 at the U.S. Embassy Tokyo: Notice of Appointment Cancelation (日本語は英文の下をご覧ください。) Thank you for making a visa appointment at the U.S. Embassy Tokyo. Due to unforeseen circumstances, we regret to inform you that U.S. Embassy Tokyo will be unable to conduct visa interviews at your previously scheduled time. Consequently, we have canceled your appointment. Please book a new appointment online. https://ow.ly/WZgZ50Q7KPm. If there are no dates that fit your travel needs please consider making an emergency appointment request. We apologize for the inconvenience caused. Thank you very much for your understanding and cooperation. Sincerely, Visa Section U.S. Embassy Tokyo

東京米国大使館で2024年12月の火曜日と木曜日に非移民ビザ面接予約をお持ちの申請者様へ:予約キャンセルについてのお知らせ 東京米国大使館での非移民ビザ面接予約をお取り頂きありがとうございます。ご予約いただいていた時間帯でのビザ面接を業務上の都合により、キャンセルさせていただきました。下記オンライン予約システムにて予約の取り直しをお願いいたします。https://www.usvisascheduling.com/ja-JP/SignIn 渡航日に間に合う日程で予約がお取りいただけない場合、緊急面接予約リクエストを申請してください。https://ustraveldocs.com/jp/ja/expedited-appointment ご予約に関してご不明な点がございましたら、カスタマーサービスセンター( https://ustraveldocs.com/jp/ja/contact-us )までお問い合わせください。 ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。 ご理解とご協力をお願い申し上げます。 在日米国大使館 ビザ課

 

このように、自然災害などの理由以外にも大使館側の事情で面接がキャンセルされることがあります。もし、12月の火曜日、木曜日に面接予約をした方は必ずメールを確認し、早急に面接予約をし直す必要があります。また、このような状況になっているため今後年内、特に12月に面接予約枠が出る可能性は残念ながら低いと考えられます。

【アメリカで結婚式や新婚旅行をお考えの方】

最近、ハワイやグアムで結婚式を予定されている方、新婚旅行でディズニーワールドや大リーグ観戦に行きたい方など、増えてきたように感じます。ここで一つご注意いただきたい事として、アメリカでの結婚式や新婚旅行を希望する方はまず、

・ご自身ならびに列席者、同行者がESTA申請の資格があるか?

ESTA申請をし、承認を得られる見込みがあるか?

についてできるだけ早い段階でご確認頂き、ビザ(この場合は短期商用観光のBビザ)申請が必要な場合は早急に申請準備を始めて頂きたい、という事です。

海外での結婚式や新婚旅行についてはいずれも通常の海外旅行の計画より早い時期から計画され、遅くとも半年から一年以上先の予定で計画をされると思います。渡航に関する航空券や宿泊先など各種予約や結婚式そのものの打ち合わせなどに追われると、ESTAやビザについてはつい、後回しになると思います。しかし、ESTAの承認または有効なビザがなければ航空機にさえ搭乗できません。ESTAはすぐに取得できるもの、と考えがちですが、実はそうでもありません。例えば万が一、パスポート情報等の修正がきかないようなミスをしてしまった場合はビザが必要になります。

確認すべきこと

ESTAを申請できる資格として、第一に国籍要件があります。国籍要件をクリアしても、過去の他国渡航歴によってはESTAを利用できません。(詳細はこちら)

そして、過去にビザ申請却下歴やアメリカでのオーバーステイ歴がある場合、国を問わず逮捕歴がある方もESTA渡航はできません。

ESTAの承認が得られない場合はビザが必要になりますが、最初にご案内した通り、Bビザの面接予約はすぐには取れない状況です。

どうにかして面接予約を取りたい!は叶わない?!

完璧に計画をしてもESTAまたはビザが取れなくてはいくら結婚式や新婚旅行という、一大イベントであっても渡航はできません。

ビザ申請では、渡航日に間に合う日程で面接予約が取れない場合に緊急で面接を受けたい旨をリクエストし、それが承認されれば優先的に面接を受けられる、という「緊急面接リクエスト」があります。しかし、誰でもそのリクエストが承認されるわけではなく、様々な渡航目的によって緊急性を証明できる書類を提出する必要があり、一般的に旅行目的の場合はこのリクエストをしても承認されないケースがほとんどです。面接予約ウェブサイトにも、このような注意が出ています。

注記: 結婚式および卒業式への出席、妊娠中の親族の支援、毎年恒例のビジネス/学術/専門家会議に参加、または観光のための渡航についての直前予約は、緊急予定の資格に該当しません。このような旅行については、事前に通常のビザ予約を行ってください。」

このように残念ながらリクエストが通る可能性は低いと考えられるため、どうにかしたくてもどうにもならない、と言えます。

グアム/サイパンならどのような人でもESTAもビザもいらないのか

グアム・サイパンについては日本国籍の場合、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムの適用により、ESTAもビザも不要です。しかしESTA申請資格に当てはまらない、あるいは承認が得られない(見込み)の場合はビザが必要になるので注意が必要です。

具体的には、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムを利用して入国する際のI-736と呼ばれるフォームを事前に確認しましょう。

こちらにはESTA申請の際とほぼ同じ質問がいくつかあります。

例)

・ビザ申請歴

・アメリカでのオーバーステイ歴

・身体的、精神的な病気、薬物依存、特定の伝染病罹患の有無

・逮捕歴

・違法薬物の所持、使用、配布に関する質問

・詐欺行為および不正なビザ取得やアメリカ入国歴の有無

・テロ、スパイ活動への参加歴

・アメリカが指定するテロ支援国家に該当する国への渡航、滞在歴

このように、ESTAとビザが共に不要であっても、確認される事項にはESTA申請との共通点が多いことがわかります。

早すぎるくらいの段階で一度、まずはアメリカ渡航に際しESTAが取得出来そうか?確認をして頂き、ビザ取得が必要かもしれない、と思った時にはすぐにご相談ください。

アメリカで産まれた方の渡米は要注意!

以前、このようなお問い合わせがありました。「こどもがアメリカで産まれたので日本とアメリカのパスポートを持っているが、アメリカのパスポートはかなり前に有効期限が切れている。今回、アメリカへ家族旅行に行くがESTA申請をしたら、アメリカ国籍者なのでESTAは該当しないと言われた。でも渡航日が迫っているのでアメリカのパスポートを更新する時間もない。日本人として日本のパスポートだけでESTA渡米は出来ないのか?」という内容でした。このような場合はアメリカ入国時に必ずアメリカのパスポートが必要になります。アメリカのパスポートを日本で申請・更新する場合はおよそ6〜8週間はかかるため、要注意です。

いかがでしょうか。

「来週、ハワイでの結婚式に参列するが、ESTAが承認されなかった。ピザ取得は間に合うか?」など、渡米直前にビザが必要となった方からご相談を頂くことがよくありますが、残念ながら渡航日までに間に合わない、とお伝えせざるをえないケースが多く心苦しいばかりです。

このような事態を避けるためにも早い段階でのESTA申請を検討して頂き、ESTA申請資格がないと判断した場合やESTAが非承認された場合はできるだけ早くビザ申請準備を開始してください。弊社ではアメリカでの結婚式や新婚旅行へ無事ご出発頂けるよう、サポートいたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。
(MM) 

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