【在留資格取得】日本に在留する外国人が妊娠出産、子供の国籍在留資格はどうなるでしょうか？

2024.02.01日本ビザ

日本は血統主義をとっている国ですので、両親がともに外国人の場合、

日本で生まれたからといって、日本国籍を取得することはできません。

両親のどちらかの一方が日本国籍の場合は、原則として日本国籍を取得できるので、

その日本国籍の親の戸籍に子供が入ることになります。

日本で子供が生まれた場合は、原則として以下の３つの手続きを行う必要があります。

①住んでいる市町村の役所で、「出生届」を提出する
②入管で、「在留資格取得」申請をする
③両親の国の大使館、領事館で、出生登録をする

子供が生まれた病院からもらう出生届を記入します。ここで子供の名前を決定して提出する必要があります。出生届を提出すると、住民票がつくられます。

この時重要なのは、「住民票」と「出生届受理証明書」を取得することです。

どちらも入管に提出する書類となり、基本的には生まれてから１４日以内に出生届を出さないといけないことになっています。

入管で「在留資格取得」申請をします。

その際に役所で入手した、「住民票」と「出生届受理証明書」それから、両親に関する情報を記入する「質問書」を記入する必要があります。

また、この時点でまだ子供のパスポートを申請できていないケースがほとんどだと思いますので、パスポート未取得に関する「理由書」も必要になる場合があります。

※就労ビザや留学ビザの場合は、子供の在留資格は原則として「家族滞在」となります。

６０日以上、申請をしなければ、オーバーステイとなってしまうことに注意する必要があります。

自国の在外公館に行き、出生登録を行います。

その国の大使館、領事館によってルールは様々ですので、あらかじめ必要書類などを調べておく必要があります。

出生後のご両親は大変ですが、各種手続きには出生からの日数の期限がありますので、このような手続きもれのないようにしましょう。

ここで出生届の期限を守らなかったり、在留資格手続きを怠ってオーバーステイとなってしまうと、子供だけではなく、本体者の「法令遵守義務」を怠ったとして、今後の在留申請や在留活動に影響が出る場合があります。

一方で、少子化の昨今は子供に関する行政の様々なサポートがあります。

出産一時金が支給される市町村もあります。

特に出産費用や子ども手当などについては、管轄の市役所によってルールも様々ですので、役所の子供関連部署にて詳しく伺うことをおすすめいたします。

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