梅雨入りしたはずなのに、夏本番のような陽ざしの関東地方です。過ごしにくい季節ですが、ビザの申請は滞りなく進めたいものですね。
さて、先日は他のスタッフより日本の「在留資格申請用の写真の注意ポイント」についてブログが投稿されましたが、本日はアメリカビザ申請の証明写真について詳しくご案内したいと思います。
1. 撮影時期の厳守
アメリカビザ申請用の写真は、提出日から 6 ヶ月以内に撮影されたものでなければなりません。パスポート取得時に使用した写真をそのまま提出されるケースがありますが、パスポートには取得日が明記されており、その日付が 6 ヶ月以上前である場合、同じ写真の使用は明確な NG となりますのでご注意ください。
2. 押さえておきたい!NG写真のポイント
米国大使館のサイトで示されている写真の主な要件は以下の通りです。(Bビザのページより抜粋)
証明写真 1 枚 (5cm X 5cm)、6 ヶ月以内に撮影した背景が白のカラー写真。アプリ等でデジタル加工を施したり、外見を変えるような加工をした写真は使用できません。(DS-160 確認ページ左上に留めてください)。こちらのウェブページに必要な写真の条件に関する情報が掲載されています。
受理可:メガネなし/背景が白/顔・背景に影がない
不可:メガネをかけている/背景が白でない/半年以上前に撮影/影がある/髪で目が隠れている/枠内におさまっていない
これだけ見ると一見簡単そうですが、実際にお客様からお預かりする写真には、要件を満たしていないものが多く見受けられます。これまでに NG になった写真を元にチェックリストを作成しましたので、ぜひご活用ください。
要チェック!失敗しないためのチェックリスト
① 写真は鮮明ですか? (100KB以上240KB 以内推奨、JPEG形式)
② 6ヶ月以内に撮影しましたか?
③ 顔は正面を向いていますか? (上下左右に傾いていませんか)
④ 眼鏡をかけたり帽子を被ったりしていませんか? (大きな飾りがついたカチューシャなども避けましょう)
⑤ 顔に影はありませんか?(目や眉毛に前髪がかかっていませんか)
⑥ 目は開き、口は閉じていますか? (歯は見えていませんか)
⑦ 背景は白ですか? (洋服は白以外が望ましいです)
⑧ 画像は正方形ですか? (両肩が入っている、5cm x 5cm で提出)
⑨ 自撮りではありませんか?
中でも、特に多く見られる NG 例は以下の4 点です。
・前髪が目元にかかっている
・肩が切れている(日本の履歴書に貼るような、襟元までのものは NG です)
・白い背景ではあるが、服も白い
・自撮り(焦点が近く、うつむき気味になる傾向があります)
前髪が目にかかっていると、影になっていると判定されることがあります。前髪が長めの方は、撮影時に左右いずれかに流すなどして、 「目と眉毛がはっきり見える状態」 で撮られることをお勧めします。
また、白い服で撮影されたものだと背景と肩の境目が曖昧になるため、白色以外の服で撮影しましょう。
自撮りや肩が切れている写真も NGですので注意が必要です。
写真はビザ申請の重要なステップ
たかが写真と思われがちですが、アメリカビザ申請においては「されど写真」です。
あまりにも基準から外れていると、DS-160(面接日の2 営業日前までにオンライン提出が義務付けられている申請書類)のアップロードができません。アップロードできた場合でも、面接当日に申請窓口で NG を出されると、その場で写真撮影機の列に並ぶことになり二度手間です。アメリカビザ申請にあたり、様々な書類を揃えるには時間と労力を要します。証明写真でつまずいてしまわないよう、事前によく要件を理解した上で撮影されることをお勧めします。
本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。
(A.K.)