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アメリカ留学を夢見る前に!Fビザ申請のリアルな現実と対策

以前もアメリカFビザ(学生ビザ)申請についてのブログをご案内いたしましたが、本日は最新の動向と対策について考えてみます。
アメリカ留学というといつの時代も憧れる方が多いように感じますが、アメリカ留学に必要なFビザ申請でまさかの却下となる方はいまだに多いのが現状です。背景は実に様々ですが、最近特に目立つケースをご紹介いたします。

【社会人経験者の語学留学】
一度社会人として就業し、ある程度貯金をしてから語学留学と考える方も多くいらっしゃいますが、年齢に注意していただく必要があります。語学留学はもっともチャレンジしやすく志望者が多いですが、20代でも社会人経験がそれなりにある方(おおよそ5年以上)、あるいは30代以上の方が半年から一年程度の語学留学目的でFビザを申請する場合、「なぜ今からわざわざ英語を学びたいのか?」「留学終了後の具体的な予定」をそれぞれ明確に示せないと却下となっている方が多いようです。

【すでに職務上の経験がある分野を学びたい】
こちらも社会人経験が一定以上ある方の中で、語学留学ではないが職務上すでに携わっている分野に関して、短期プログラムを受けたい、というケースでも却下例がありました。このケースについては、既に職務経験があるのに、なぜわざわざ学ぶ必要があるのか、説得力に欠けてしまった可能性があります。また、実務経験がある=就労機会を探っている、ともみなされているようです。

【すでに留学経験があり、2回目以上】
過去に留学経験があり、一定期間を経て再び留学したいと考える方は少なくありません。しかし、留学経験者の2回目以降の留学で前回とおなじようなコースや学校に行こうとした場合も却下例があります。「留学という名目でただアメリカに滞在したい」と思われがちのケースであるため、2回目の場合は少なくとも前回よりはレベルが上、あるいは前回が語学留学だったのなら正規の大学留学にする、など留学の必要性を証明する必要があります。

【生活費が高いエリアの選択】
ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどの大都市を留学先として選択する方は多くいらっしゃいます。しかし、最近は面接の質問の中で「学費が高すぎるんじゃないか?大丈夫なのか?」と聞かれているケースが増えています。これは若年層の方に対して特によく聞かれています。仮に留学資金を賄える額が記載された残高証明書を提示していても、面接での受け答えがあやふやだとかなり突っ込んだ質問をされるようです。

【特定の技能、技術職経験者】
手に職をつけた方々、特に美容師や服飾、エステ関連に従事していた方が該当します。「増加する外国人客に対応するために英語を学びたい」と語学留学を希望する方がこの分野では特に多いですが、このような職種経験者の場合は、雇用契約を結ばずに都度、依頼ベースで場所を問わずに報酬を得ることができ、また現金でやり取りをすれば足がつきにくいため、こっそりと仕事をする可能性がある、と見られやすい傾向にあります。

【注意!!】ビザ申請却下がつくとESTAの資格も失います。(パスポートを更新してもビザ申請が必要です。)
Fビザ申請では、年齢制限や学歴・経験等の規定がなく、学校から発行されるI20とSEVIS費用の支払証明があれば申請自体は誰でも可能です。ゆえに、「I20もあるし、SEVISも払ったんだから問題ない」と考える方が非常に多く、結果的に準備不足だったり、留学計画が曖昧なまま面接を受け、まさかの結果となってしまうケースがあとを断ちません。また、Fビザが発給されないばかりか、ビザ却下後はESTA利用資格も失うためかなりの痛手となります。Fビザ申請が却下とならないためにはどのような対策が必要でしょうか。

【自分に見合った留学計画か見極める】
ご自身の年齢、それまでの経験が留学計画と照らし合わせて妥当なものか、確認することを推奨します。例えば3、40代以上の方が語学留学を目指す場合などは特に慎重に検討すべきです。

【留学終了後の具体的な計画があるか】
Fビザ申請はプログラム終了後のビジョンが明確であることが必須です。特に社会人の方については留学終了後の雇用予定先が決まっている、あるいは復職予定である、など米国を出国しなければならないような計画が望ましいです。

【就労の疑いを払拭する】
留学費用の予算ギリギリの残高は、間違いなく怪しまれるため出来るだけ余裕ある残高となるようにしてください。Fビザ資格者がアメリカで就労することは違法です。 アメリカにはICE(Immigration and Customs Enforcement)という組織があり、公式ウェブサイトには”If you are aware of student visa fraud or nonimmigrant students working unlawfully in the U.S., report it here”(アメリカでの学生ビザの不正利用や、非移民学生の不法就労について知っていることがあれば、こちらからご報告ください。)とトップ画面に通報の呼びかけがあるほどです。

このように、アメリカFビザ申請は入念な下準備が必須です。簡単に取得できるビザではないのが現状ですが、弊社では数多くのケースにてFビザ申請代行・取得実績がございます。コンサルティング・ビザ申請代行をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。
(MM)

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