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【アメリカ非移民ビザ申請】「保留」と「却下」はどう違う? 221(g)レターと214(b)レターを分かりやすく解説!

アメリカビザの面接、緊張しますよね。

無事に面接が終わったと思ったら、「ビザは保留です」または「却下です」と告げられ、専門用語が並んだレターを渡されてパニックになる方も少なくありません。

今回は、「保留」(221(g))レターと「却下」(214(b))レターの違いについて、Q&A形式で解説します。

 

 Q1: 面接の最後に手渡されたレター、どういう意味ですか?
 A1: まず、そのレターが221(g)を記したレターか、214(b)を記したレターかを確認してください。

 

 221(g)レター:ビザは「保留」の状態です。追加の審査や、場合によっては追加書類の提出が必要です。

 214(b)レター:ビザは「却下」されました。残念ながら、この申請ではビザが発給されません。 

※ どちらのレターなのかをしっかり確認することが、次のステップを考える上で最も重要です。 

 

Q2: 221(g)レターとは?文面に「却下」の文字がありますが、ビザ発給は「却下」ではなく「保留」なのですか? 
A2: はい、その通り「保留」状態です。

 

このレターには、「あなたのビザ申請は本日、最終的な手続きに至りませんでした。本日、移民国籍法(INA)221(g)条に基づき、あなたの申請はさらなる情報または書類が必要であるために却下されました。」と記載されています。「refused=却下」という文字にどきっとしますが、これは、面接官がビザ申請に関して追加で確認したいことがあるため、審査が一時的に保留されている状態を意味しており、最終判断としての「却下」を示しているわけではありません。

【ポイント!】 :パスポートは預けられます。追加書類の提出や再面接求められる場合もあります。

多くの場合、追加の審査が完了するまで、パスポートは大使館・領事館に預けられます。面接時に提出した書類に不足があったり、経歴について追加の確認が必要だったりする場合に、このレターが渡されます。また、最近SNSアカウントのチェックが厳しくなったカテゴリのビザに関しては、確認に時間を要するため、このレターが渡されているようです。

※ DS-160のステータス:ビザ申請のオンラインシステム(CEAC: Consular Electronic Application Center)内でご自身のDS-160(オンライン申請フォーム)のステータスを確認すると、こちらでも「Refused(却下)」と表示されますが、この時点では、最終的な「却下」を意味するわけではありません。

 

Q3: 214(b)レターとは?最終判断としての「却下」でしょうか? 
A3: はい、残念ながら今回のビザ申請は「却下」されました。 

 

このレターには「米国移民国籍法第214条(b)に基づき、不適格と判断されました」と記載されています。

 【ポイント!】 :パスポートは面接後にその場で返却されます。最終判断としての「却下」であり、追加審査はありません。

却下が決定した時点でパスポートが返されます。このレターを受け取った場合、「米国に一時的に滞在した後、確実に日本へ帰国する」という意思、つまり「日本との強い結びつき」を証明できなかったと判断されたことを意味します。非移民ビザの申請において、この「帰国意思」の証明は最も重要なポイントです。

また、申請者が提示した渡米目的に信憑性がない場合や、申請内容と面接の受け答えに矛盾がある場合、米国側が保有している情報と申請内容に矛盾がある場合などは虚偽申告を疑われ、却下となる可能性があります。言うまでもなく、各ビザカテゴリの要件を満たさない場合も却下となります。

 

 Q4: 「保留」と「却下」、それぞれのレターを渡された後の流れについて詳しく解説してほしい。
 A4: 「保留」は「可能性が残っている状態」、「却下」は「今回は発給されない状態」であり、それぞれの流れは下記の通りです。

 

221(g)レターを受け取った場合、審査はまだ完了していません。レターに追加書類の提出が記されている場合は、指示(指定された追加書類の種類・期限・提出方法はレターの文面を参照)に従って提出することで無事にビザが発給される可能性があります。もし追加書類の提出指示がない場合は、審査が完了するのを待つことになります(保留中に不安になり弊社へサポートを求められるお客様もいらっしゃいますが、審査結果が出るまでは待つほかありません)。大使館・領事館から追加書類の提出や再面接を求める連絡が来ることがあるため、事前に登録したメールアドレスを定期的に確認することも重要です。追加審査の結果「却下」という可能性はもちろんありますが、221(g)レターを渡された時点では結果が出ていないというのがポイントです。

 

一方、214(b)レターは、今回の申請は却下されたことを意味します。面接予約を取り直し、申請料を支払ってビザを再申請することは可能ですが、なぜ却下されたのかを分析し、それを乗り越えるための新たな証拠や状況を提示できるように準備する必要があります。ビザの却下歴がつくと、ESTAで渡米する資格を失うだけでなく、次回のビザ申請に大きな影響を及ぼします。却下された状況を覆す証拠を、ご自身だけで準備するのは容易ではありません。渡米への道を再度開くためにも、ぜひ一度、私たちにご相談ください。ご連絡をお待ちしております。

 

本ブログは現時点での情報であり、最新情報についてはお客様の責任において、政府公式サイト等でご確認ください。(A.K.)

 

 

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