十年一剣を磨く

こんにちは。

行政書士法人IMSの岩谷桃子です。

今週は、日本からノーベル賞を授与された先生方のニュースで国内湧き上がりました。

受賞された先生方は、初志貫徹して偉業を成し遂げられ、

自分を信じて長い年月、研究活動に従事されていることは大変に立派なことだと思います。

 

ノーベル賞受賞の話と私のこととでは、次元が全く異なりますが、

最近、ひとつのことを長く続けるといいことがあるんだな、と実感する出来事がありました。

私は、IMSで勤務して10年が経ちます。

小さな行政書士事務所から、法人化し、移転、この10年IMSの変化を見守り続けてきました。

今日のブログタイトルとして「十年一剣を磨く」としましたが、

長い時間、一つのこと(一つの会社)に徹し続けて得られたものは

ご依頼いただいたお客様との「人間関係」だと感じました。

 

3、4年も前のことでしょうか。

アポなしで、突然日本人と外国人のカップルが弊社を訪問してきました。

ご相談の内容は「どうしたら、私たち日本でずっと一緒に暮らせますか!?」

ということでした。私からの回答は、単純明確。

「お互いに愛情があるならば、ご結婚を考えられては?」

婚姻関係を成立させれば、「日本人の配偶者等」というビザが取得できます。

二人は顔を見合わせ、くすくすと、そうだよね~。とご納得の様子。

アポなし訪問で、あんなことやこんなこと、夫婦漫才のように

私に二人のことを話すだけ話して、満足して楽しそうに帰っていきました。

あの日の訪問から長く連絡もなく、幸せに暮らしていると思っていました。

時々、二人のことは考えることはありましたが、連絡先は控えていなかったので

あえてこちらから連絡することもありませんでした。

そんな折、先週、またまたお決まり突然のお電話が。

声主は、あの夫婦漫才をしてくれた日本人女性でした。

「ももこさん!彼のビザが来週切れるので、彼と一緒にいられなくなっちゃいます。

私、どうしたらいいんでしょう!?」とのこと。

彼は在留期間満了に伴い、帰国をするしか方法がありません。

私は、年齢もお客様の一回りも下でまだまだ若輩者ですが、ぴしゃりと、

「じたばたしても仕方ない、とにかく在留期限を迎える前に帰国をさせなさい。」

と促しました。私たちは魔法使いではありません。どうにも助けることができません。

連絡の途絶えていた間にすっかり結婚の意を固めていたと思っていましたが

どうやらそうではなかったようです。

今まで、彼の存在が当たり前であった彼女は、

すべての日本に在留する外国人が抱える「ビザ」の問題に直面し

はっとしたように見受けられました。

曖昧にしていた「結婚」というカタチを、決意すべき時なのではないか、懇々とお伝えしました。

私自身が結婚生活を通じて感じていること、

不安に思うばかりでなく、夫婦ともに前向きに歩むことの大切さなど・・・。

もはやビザの相談の範囲を超えていました。

結果、お二人は結婚の意思を固め、これから婚姻手続に入ります。

晴れて夫婦になった暁には、私どもは「日本人の配偶者等」の在留資格認定証明書交付申請の

お手伝いをすることになります。

もし、先週弊社にお電話をくれたとき、私がIMSを離れていて、

お電話を取ることがなければ、二人はどうなっていただろう、と考えます。

ビザのご相談だけでなく、身の上相談をされ、

人生を大きく左右させる結婚をお二人が決意してくれたことは、

私の話に素直に耳を傾け、私のことを信じてくれたということだ、と

自己満足しています。

 

ひとつのことを、長く続けること。簡単なことではないと思います。

私は、IMSで自分の居場所があること、長く勤務できていること、

チームみんなでお客様をサポートできること、感謝の念でいっぱいです。

 

欧米では同性婚が認められるなど、日々変わり続ける法律。

お客様の為に、私たちは「経験」「知識」「実績」という武器を磨き続け、

さらに邁進していきます。

 

 

 

 

 

 

 

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