魅力ある都市

こんにちは。行政書士法人IMSの後藤です。

 

10月18日、民間のシンクタンクである森記念財団・都市戦略研究所は、世界の主要42都市をさまざまな角度から評価した2016年版の世界の都市総合力ランキングを発表し、2008年の調査開始以来、8年連続で4位だった東京が、パリを抜いて初めて3位に浮上しました。

 

1位のロンドン、2位のニューヨークは、いずれも5年連続。2015年のランキングで3位だったパリは、昨年11月に起きた同時多発テロの影響で外国からの訪問者数が減るなどし、4位に順位を下げたようです。

 

東京に対する評価を6つの分野別に見ると、「経済」は1位、「研究・開発」は2位でともに前年と同じ。「居住」は為替レートの変動により、ドル換算でみた物価や住宅賃料が下落したため、前年の15位から6位に急上昇したとのことです。「環境」も河川の水質改善などで13位から12位に上昇。

「文化・交流」は5位、「交通アクセス」は11位でともに前年と同じ順位でしたが、訪日客の増加や羽田空港の国際線拡充を主因に、それぞれ評価点が大幅に上昇しています。

 

同研究所の竹中平蔵所長は「為替変動だけでなく、国家戦略特区でのビザ緩和などの政策も東京の順位を上げた」と指摘した上で、東京五輪・パラリンピックの開催を機に「諸々の規制緩和や、交通アクセス改善などの課題に取り組むべきだ」と提言しています。

 

「世界の都市総合力ランキング」以外にも、米旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー」は10月18日までに、読者の投票による「世界で最も魅力的な都市」を発表し、米国以外の都市を対象とした部門で東京が1位、京都が2位となりました。日本政府観光局によると、それぞれ前年の15位、9位から浮上したとのことです。このランキングは10万人を超える読者の投票によって選出されたもので、日本の都市が3位のイタリア・フィレンツェ(前年1位)などを上回りました。

 

このような結果を聞くと、純粋に日本人として嬉しく思いますが、一方で、最近は日本で就労する外国人の方について、労働環境の問題が指摘されるニュースも頻繁に目にします。

訪日の目的は様々ですが、観光で来られる方、日本の学校で学びたい方、日本で働き、長く暮らしていきたい方、皆さんにとって「魅力ある国」となるには、まだ課題が多くあることも忘れてはいけない、と感じています。

 

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