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2025.04.23アメリカビザ
アメリカ移民ビザ VS 非移民ビザ
最近、ESTAや観光ビザに関する問い合わせが増加しています。しかし現在、アメリカのBビザ(観光・短期商用)の面接予約枠は数か月先まで埋まっている状態です。理由は明確ではありませんが、この状況は長く続いており、日を追うごとに面接までの待機日数も延びている印象です。実際に面接会場を訪れると、多くの人で混雑しており、コロナ後の回復とともにビザ申請者が増加しているのかもしれません。
このような時期だからこそ、アメリカの「移民ビザ」と「非移民ビザ」の違いを正しく理解しておくことが重要です。なぜなら、これらを混同したり、誤解したまま申請を進めたりすると、最悪の場合、アメリカへの再入国が認められなくなる可能性もあるからです。
「移民の国」として知られるアメリカですが、実際には誰でも簡単に移民できるわけではありません。アメリカ政府の基本的なスタンスとして、「移民を希望する人は、渡米前に移民ビザを取得すること」が求められています。
移民ビザを取得できるケースとしては、アメリカ市民や永住者との結婚、企業や大学などによる雇用スポンサーの存在、あるいは移民ビザ抽選プログラムに当選した場合などがあります。移民ビザを取得しアメリカに入国すると、「グリーンカード(永住権カード)」を手にすることができます。
もちろん、米国内で非移民ビザから移民ビザにステータス変更を行う手続きも存在しますが、まずは「アメリカには移民ビザという制度がある」という点を理解することが大切です。ちなみに、日本には永住権はありますが、アメリカのような「移民ビザ」という制度そのものは存在しません。この点は、日米のビザ制度の大きな違いのひとつです。
一方の非移民ビザは、文字通り「移民の意思がない人」を対象としたビザです。観光や短期商用のBビザをはじめ、学生ビザ(Fビザ)、企業内転勤ビザ(Lビザ)など、多岐にわたるビザが該当します。共通しているのは「一時的な滞在」が前提であることです。
非移民ビザの申請時や入国時に、少しでも「移民の意思」があるとみなされると、ビザが却下されたり、入国を拒否されることがあります。実際、米国領事には「全ての申請者には移民の意思がある前提で審査せよ」とマニュアルに明記されています。そのため、非移民ビザを取得するには、申請者が「移民の意思がない」ことを文書や面接でしっかりと示す必要があります。
非移民ビザの中でも特に多く利用されているのが、観光や短期商用のBビザです。このビザを申請する際、「移民の意思」が疑われる行動には以下のようなものがあります。
あまりに頻繁に渡米している
一回の滞在期間が長い、または長期滞在の回数が多い
米国に資産(不動産、預貯金、法人など)を持っている
米国に家族や親戚がいる
日本とのつながり(家族、仕事、資産など)が薄い
アメリカが大好きという表現
移住したいという発言
Bビザを申請しながら「移住したい」と口にする方は実際に多く見られますが、そのような言葉はビザ申請の場では禁物です。「非移民ビザ」は、あくまで一時的な滞在を前提とするものです。したがって、用務が終了したら確実に母国へ帰国する意志を示すことが重要です。
非移民ビザの取得を成功させるには、アメリカへの一時的な滞在であること、そして帰国の意思が明確であることを、面接官に納得してもらう必要があります。IMSでは、ビザ面接前にこうしたポイントを丁寧にご説明し、申請者が安心して面接に臨めるようサポートしています。
アメリカ非移民ビザに関するご相談は随時受け付けております。気になる点があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
今回の記事は以上となりますが、弊社は日本、アメリカ、ベトナムビザのエキスパートです。もしビザ関係でお困りの方がいらっしゃいましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。
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