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【Youtube アップしました】 自動車整備士の人手不足が深刻

日本経済新聞に、足りぬ自動車整備士、求人4.5倍 担い手増へ待遇課題という気になる記事がありました。
弊社にも最近多くなった外国人自動車整備士の在留資格の問い合わせ内容と考察していきたいと思います。

記事によりますと静岡工科自動車大学校(静岡市)JR静岡駅から在来線を乗り継いで約20分。
約560人の学生が通う静岡工科自動車大学校は自動車整備士になるための専門学校であります。
実習場にはあらゆる車のサスペンションやエンジン部品がずらりと並び、休校日に訪れると、コンテストに向け整備作業の練習に励む学生たちの姿が見られるそうです。

「最近は自動運転や電気自動車(EV)の技術の進歩が早く、教材の更新が追いつかないので独自のカリキュラムで教えています」。と岡部校長は話されたそうです。
自動車整備士は国家資格で、1級、2級、3級がある。ハイブリッド車(HV)やEVを扱う1級を目指すなら4年制、2級なら2年制の学科で学びます。
最近はEVの普及で1級志望の学生が多いようです、

学校に通わなくても実務経験を積めば国家試験は受けられる資格があります。
厚生労働省によると、20年の自動車整備要員の有効求人倍率は4.5倍と右肩上がりに伸び、全職種平均(約1倍)を大きく上回っています。
全国自動車大学校・整備専門学校協会は「入学者数は15年前の約1万2千人から約6千人まで半減しました。

その背景は少子化で誰もが4年制大学に入れるようになり、専門学校を目指す生徒が少なくなった」という事情のようです。
同協会や国土交通省は毎年全国約600の高校を訪ね整備士のPRに力を入れるが、若者の車離れや3K(きつい、汚い、危険)のイメージがつきまとい苦労されているようで、この分野でも人材不足を補うため、外国人留学生を呼び込む学校も相次でいます。

入管側の見解は、大学の自動車工学部を卒業しても、反復作業の自動車整備や車検作業は、
「特定技能」の在留資格を申請するよう指導を行っていますが、この特定技能の在留資格では家族の帯同が認められていないため、多くの外国人が毛嫌いしているのが現状です。

そうですよね、妻と子供を残して日本に出稼ぎにくる時代は終わったと思います。
自動車整備士は、ただのオイル交換ではなく、反復作業である自動車整備もテクニックがなければ業務をこなすことは出来ず、技術の進歩と共に電気自動車等、今までの自動車とは様変わりしたテクニックや知識がなくては出来ない業務を、まるで工場の流れ作業員のような感覚で見られています。
反復作業の中でも自動車整備に関する設計や高度な知識が必要な業務が、まるで単純作業の労働者として扱われ、彼らのプライドが損なわれれば、労働意欲が低下し日本の自動車産業に取りプラスになることはないと考えます。
特に大学でこの分野を専攻し、学士を得ているのであれば、この分野には、技術・人文知識・国際業務の在留資格の付与を検討する必要があると感じています。
このように在留資格の壁により自動車整備、テクニカルな業務を単純労働と見做していると、優秀な外国人材が、韓国や中国に流れ、日本の自動車産業界にとり人材確保の試練が訪れると思います。

詳しくはYouTubeチャンネルでご説明しております。ぜひご視聴ください。

https://attorney-office.com/contact/

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